事業の概要 システム仕様 現場写真集 これまでの経過 STAFF LINK集 森の足湯 マスコミ報道

NEDO−里山倶楽部共同研究事業
「公園内木質バイオマス有効活用システム実証試験事業」

里山倶楽部は、2005年から独立行政法人日本万国博覧会記念機構と協働し、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同研究事業として、公園内から発生する間伐材や剪定枝など木質バイオマスの有効活用を目的に、薪焚きボイラーとスターリングエンジンを組み合わせた湯と電気を作る新エネルギーシステムの実証試験を行っています。

■事業の背景
近年、木質バイオマスの利活用に関しては、熱利用の重要性が再認識されており、収集運搬や前処理の負担が小さく、より小規模なバイオマス発生元ごとに導入できるオンサイト熱利用システムが求められています。また、木質バイオマスの熱利用とスターリングエンジンの組合せによるコージェネレーションシステムは、国内外で見直し・再評価されつつあり、スターリングエンジンの海外からの調達や国産化の動きが進行中です。

■事業の概要
万博記念公園(大阪府吹田市)の管理区域は220haあり、樹木の植栽面積は約124haあります。園内からは、毎年約100t以上の木質バイオマスが発生しており、マルチング材、堆肥、炭など園内における有効活用が進められています。その内、木質ボイラー燃料に適した除去木幹材や森づくり活動による間伐材など40〜60t/年程度のエネルギー利用が可能であると考えられます。
その木質バイオマスを簡易な前処理にて燃料化し、木質ガス化ボイラーとスターリングエンジンを組み合わせたコージェネレーションシステムにより、公園内の足湯施設の熱需要をまかなうとともに、スタ ーリングエンジンによる発電試験を実施しようとするものです。
1)システム名称
薪焚き木質ボイラー(スターリングエンジン付き)・コージェネレーションシステム システム仕様
2)設置場所
万博公園自然文化園内 けやきの丘南側林内(大阪府吹田市千里万博公園1番1号)
3)実施内容
@燃料の収集・加工・運搬
公園内での市民参加による森づくり活動から発生する間伐材や、公園管理作業により発生する剪定枝・除去木幹材などを燃料とし、それらを50cm程度に裁断・分割しストックヤードに保管、自然乾燥後に燃料として利用します。
A木質ボイラー(スターリングエンジン付き)での燃焼
木質ボイラーは、一次燃焼室(ガス化室)で発生した木ガスを二次燃焼室で二次空気を導入して1000℃以上で高温燃焼させます。スターリングエンジン受熱部は、二次燃焼室の後部に挿入し駆動に必要な熱を得ます。
燃料(薪)は、一日あたり80s程度、年間20t/程度を使用します。熱出力は、ボイラー循環水(80℃〜)からは14kW、スターリングエンジン冷却水(〜50℃)から4kWの合計18kWを得ます。
スターリングエンジンの軸出力は最大1kW程度、発電出力800W程度。電力は、バッテリー・インバータからなる平準化・蓄電機能を備えた独立系統で利用します。
B熱・電力利用
ボイラーからの熱出力は、18kW程度(スターリングエンジン冷却水回収熱を含む)で、一時間当たり500L程度の湯を園内足湯施設に供給します。
スターリングエンジンの最大発電出力は800W(発電効率3.8%)、年間発電電力量は最大で1.7千kWh程度と少量であり、本事業での「発電試験」との位置づけから、利用先はボイラーのファンやポンプなどの補機動力、試験表示装置、その他の用途に限定して利用します。
■事業期間
 平成17年7月から平成22年3月

Copyright (c) 2011. 里山倶楽部バイオマス事業部